お使いのブラウザは古いバージョンです。より高速で安全なブラウジング体験をお楽しみいただくには、今すぐ無料でアップグレードしてください。
Loading

ガバメントクラウド

公益財団法人 練馬区文化振興協会
練馬区立練馬文化センター / 練馬区立大泉学園ゆめりあホール / 練馬区立石神井公園ふるさと文化館 / 練馬区立美術館

自治体・公共文化施設のデジタル基盤をワンストップで支援

練馬区文化振興協会様では、ガバメントクラウド移行から Web/Mailサーバ、CMS、ホームページ運用までを当社が一元的に構築・管理しています。公共案件で求められる高いセキュリティ基準、可用性、透明性に対応し、年度予算や運用体制に合わせた柔軟な運用と迅速なサポートで、文化・地域活動の継続的な情報発信を支えています。

公共案件で評価されているポイント

  • ガバメントクラウド対応の技術力・セキュリティ知識
  • Web・メール・サーバ・CMS・運用を一社完結で提供できる体制
  • 年度予算・更新タイミングに合わせた柔軟な対応力
  • 障害/緊急時の即応性と、確実な保守報告
  • 文化・教育・地域イベントの情報発信を長期で支える運用力

導入効果

運用を一社に統合することで、管理負荷とコストを最適化し、障害時の迅速な復旧体制を確立。WAF・暗号化メール・多層防御などのセキュリティ対策により高い安全性を確保しています。更新作業の属人化を防ぎ、文化施設特有の多頻度な情報発信に対応できる安定した基盤として、高い評価を得ています。

公益財団法人 練馬区文化振興協会(練馬区立美術館)

公益財団法人 練馬区文化振興協会(練馬区立美術館)様

ガバメントクラウド構築について

システム運用管理責任者

2026年以降、自治体・公共団体のデジタル基盤は、これまでのようにオンプレミスや境界防御を前提にした設計ではなく、“ガバメントクラウドを前提としたゼロトラスト型アーキテクチャ” へ移行することが求められます。サイバー脅威の高度化、アクセス数の急増、利用者のマルチデバイス化が進む中、従来型の仕組みでは可用性・安全性・拡張性のすべてにおいて限界が見え始めています。私たち開発側が最も重視しているのは、行政サービスに不可欠な “止まらない公開基盤” と “説明責任に耐えうる透明なセキュリティ” の両立です。運用をご担当される皆さまが、トラブル対応や煩雑な手作業に追われることなく、本来の業務に集中できるよう、更新作業の自動化、障害時の迅速な切替、冗長構成の標準化を徹底しています。
また、ガバメントクラウドは単なるサーバ移行先ではありません。長期的な運用効率の向上、セキュリティリスクの低減、年度予算に応じたスケールコントロールなど、運営負荷を軽減しながら価値を高め続けられる「プラットフォーム」です。さらに、ログ管理・監査対応・バックアップ・多要素認証など、公共サイトに必須となる要素を一貫して扱えるため、全体の整合性と安全性も高まります。
本ページでは、私たちが実際のガバメントクラウド構築で重視している設計コンセプト、長期運用を見据えた技術構成案、そして自治体・団体の状況に合わせて選べる導入パターンを、運営者の皆さまにとって理解しやすい形でまとめています。どの選択肢が最適か、ぜひ一緒に検討していきましょう。

1. 設計コンセプト

クラウド前提のゼロトラスト設計
2026年以降は「オンプレの延長でなんとかする」という発想をやめ、最初からガバメントクラウドを前提に設計します。ここでは、インターネットと内部を明確に分ける“境界防御”ではなく、すべてのアクセスを疑って検証するゼロトラストを基本方針とします。具体的には、すべての外部アクセスを WAF+CDN+LB の経路に通し、SQLインジェクション等の攻撃遮断・DDoS対策・Bot制御を行ったうえで、アプリケーション側でもID/権限ベースの認証・認可を行います。これにより「ネットワークを突破されても、アプリケーションで止める」「アカウントを盗まれても、多要素認証や権限設計で被害を最小化する」といった多重の防御線を張ることができます。

公開系と管理系の完全分離
サイト運営で一番怖いのは、CMSログイン経由の乗っ取りや誤操作による大規模な改ざんです。そのため、公開系(Web/API)と管理系(CMS・運用コンソール)を、ネットワーク・認証・ログのレイヤーで完全に分離します。公開系は、利用者に対して高速・安定・セキュアにコンテンツを届けることに特化。管理系は、運営者の使い勝手と安全性を両立するため、IP制限・VPN・多要素認証などを組み合わせた「閉じた運用エリア」として設計します。これにより、万が一公開系に脆弱性が見つかっても、CMSに直接アクセスされにくい構造を保ちます。

業務継続を最優先したアーキテクチャ
公共サイトの場合、「落ちないこと」「復旧時間を短くすること」は最優先事項です。そのため、単純な二重化ではなく、障害が起きることを前提とした冗長構成を取り、片系に障害があってももう片系でサービスを継続できるようにします。また、リリース作業やセキュリティパッチ適用時にもオンラインを維持できるよう、Blue/Greenデプロイやローリングアップデートの考え方を取り入れます。「メンテナンスだからサイトを止める」のではなく、「裏側を切り替えるだけで利用者にはほぼ影響がない」状態を標準にします。

2. 技術構成案

フロントレイヤ:WAF+CDN
最初の防波堤として WAF を配置し、既知の攻撃シグネチャや異常なリクエストを遮断します。その手前に CDN を置くことで、静的コンテンツをエッジ側にキャッシュし、高負荷時でもオリジンサーバへの負担を抑えつつ表示速度を向上させます。災害時やアクセス集中時も、CDNのキャッシュを活かすことで、一定のコンテンツ提供を継続できるように設計します。

LB + Webサーバ(冗長構成)
CDNの裏側にはロードバランサ(LB)を置き、WebA/WebBといった複数台のWebサーバへトラフィックを振り分けます。これにより、1台の障害ではサービス全体が停止しない構成が取れます。Webサーバは、静的ファイル配信とアプリケーションのフロントとして動作し、OS・ミドルウェアはテンプレート化して自動構成できるようにします。これにより、障害時の再構築やスケールアウトを短時間で行うことが可能になります。

CMSサーバ + 管理用ネットワーク
運営者がログインするCMSサーバは、公開系とは別のサブネット/セキュリティグループに配置します。ここには IP制限・VPN接続・多要素認証を組み合わせ、一般ユーザーからは直接到達できないようにします。また、CMS経由で公開用ストレージへ書き出すフローを設計し、「管理系の脆弱性がそのまま外部公開ファイルに直結しない」ような制御も行います。運営者の操作ログ・承認ログもここで詳細に記録し、監査やトラブルシュートに活用できるようにします。

ストレージ・バックアップ・ログ基盤
画像やPDFなどのコンテンツは、クラウドのオブジェクトストレージを利用して保存し、バージョン管理やライフサイクル管理を行います。バックアップは、世代管理とリージョン分散を組み合わせ、「誤操作」「障害」「災害」のどのパターンでも復元可能な状態をキープします。あわせて、アクセスログ・操作ログ・システムログを専用のログ基盤に集約し、一定期間保管。インシデント発生時に「いつ、どこから、何が起きたか」を遡れるようにすることで、説明責任や再発防止にも活用できます。

監視・アラート・パフォーマンス計測
サーバ、ネットワーク、アプリケーションレイヤすべてに監視を入れ、リソース逼迫や異常なエラー率を早期検知します。アラートは運用フローに合わせてメール・チャットツールなどに連携し、夜間・休日の対応方針も含めた運用ルールを整理します。 また、パフォーマンス計測(レスポンスタイム、エラー率、CDNヒット率等)を定期的に確認し、必要に応じてチューニングやスケール調整を行うことで、アクセス増にも柔軟に対応できる設計とします。

3. 導入パターン

① クラウド移行+CMS刷新(最も推奨するフルリニューアル)
現行サイトの構造と運用フローを見直しつつ、ガバメントクラウド上に最適化した新アーキテクチャ+新CMSを導入するパターンです。これにより、セキュリティ要件・可用性・運用DXを一気に満たせる反面、要件定義〜設計〜移行テストまである程度の期間と工数が必要になります。更新フローや承認プロセスもこのタイミングで整理できるため、「今後10年使える基盤をつくる」ことを目的とした案件に向いています。

② 既存CMSを活かしたクラウド移行(コストとリスクを抑えた段階対応)
既存CMSをそのまま生かし、インフラのみガバメントクラウドへ移行するパターンです。テンプレートや運用フローを大きく変えたくない場合、あるいは予算・期間に制約がある年度に適しています。ただし、既存CMSのセキュリティ要件やサポート状況により、取り得る対策に限界があるケースもあるため、追加のWAFルールやアクセス制御などで補強しつつ、将来的なCMS更新計画を併せて検討することをおすすめします。

③ ハイブリッド構成(段階移行・分割リニューアル)
公開系と管理系をフェーズ分けして移行する方式です。まず「利用者側に見える部分(公開サイト)」を先にガバメントクラウドへ移行し、表示速度・可用性・セキュリティを優先して改善。その後、別フェーズでCMS刷新や運用DX対応を行います。 このパターンは、年度ごとの予算配分や組織内調整の都合から、「一度にすべては難しいが、ガバメントクラウド対応は早めに始めたい」というケースに適しています。フェーズごとにリリース範囲と効果を明確にし、運営側の負担が増えないよう、切り替え手順や教育もセットで設計します。

最後に

ガバメントクラウドは「複雑で難しいもの」ではなく、むしろ運営者の皆さまの負担を軽減し、安定したサービス提供を支えるための基盤です。私たちは“安全・高速・止まらない”を前提に、2026年以降の運営に必要な技術要件をすべて標準化したうえでご提案します。運用で不安な点や懸念があれば、どんな小さなことでも遠慮なくお知らせください。私たちは常に運営者の皆さまのそばで支える姿勢で構築を進めます。