年末年始に警戒したい
セキュリティ対策とネット詐欺の手口
2025.12.22
年末年始は、多くの企業やサポート窓口が休業に入るため、トラブルが起きてもすぐに対処できない「隙」を狙ったサイバー犯罪が急増します。新年に向けて特に警戒すべき、主要なインターネット関連の脅威と対策をまとめました。
1. フィッシング詐欺(SMS・メール)
年末年始の繁忙期や生活の変化を悪用した手口です。
宅配便の不在通知・住所確認
- 手口
帰省や贈答品のやり取りが増える時期を狙い、佐川急便やヤマト運輸、日本郵便などを装ったSMSが届きます。「住所不明のため持ち帰りました」「再配達の依頼はこちら」などのリンクから、偽サイトへ誘導されます。
- 対策
URLを絶対にクリックせず、公式アプリや公式サイトから追跡番号で確認してください。
携帯キャリアやカード会社の「未払い」通知
- 手口
「料金の支払いが確認できません」「d払いが利用停止になりました」など、緊急性を煽るメールが届きます。
- 対策
ブックマークや公式アプリからログインして状況を確認してください。メール内のリンクは踏まないようにしましょう。
2.新春セール・福袋を騙る「偽通販サイト」
お得感を悪用し、クレジットカード情報を盗む手口です。
人気ブランドの激安福袋
- 手口
InstagramやFacebookの広告で、「ブランド福袋が90%OFF」などのあり得ない価格で宣伝し、偽サイト(コピーサイト)へ誘導します。
- 被害
商品が届かないだけでなく、カード情報が盗まれ不正利用されます。
- 対策
URLが不自然ではないか(.xyzや.topなど)、「特定商取引法に基づく表記」があるかを確認してください。
3.年末年始特有の「サポート詐欺」
PCでウェブ閲覧中に突然警告画面が出る手口です。
「ウイルスに感染しました」という偽警告
- 手口
突然大音量でブザーが鳴り、「マイクロソフトサポートへ電話してください」と番号が表示されます。電話をかけると、片言の日本語を話す人物が遠隔操作ソフトをインストールさせ、高額なサポート契約を迫ります。
- なぜ危険か
正規のサポート窓口が休みで電話が繋がらないため、焦って表示された偽番号にかけてしまう人が増えます。
- 対策
ブラウザを閉じる(またはPCを再起動する)だけで解決します。 表示された番号には絶対に電話しないでください。
4.「お年玉」や「年賀」を装うSNS詐欺
LINEやX(旧Twitter)などでの拡散を狙ったものです。
偽のお金配り(お年玉企画)
- 手口
「総額〇億円お年玉配布!」と謳い、フォロー&RTや外部サイトへの登録を促します。
- 被害
個人情報の収集に使われたり、フィッシングサイトへ誘導されたりします。
- 対策
著名人を装った偽アカウントでないか、IDや認証マークをよく確認してください。
今すぐできる対策
- OSやアプリを最新にする
年末の休み前にアップデートを済ませておきましょう。
- 二要素認証(2FA)の設定
Amazon、Google、SNSなどのアカウント乗っ取り防止に必須です。
- 相談先の確認
万が一のために、IPA(情報処理推進機構)の「安心相談窓口」や、警察のサイバー犯罪相談窓口の連絡先を把握しておくと安心です(ただし年末年始は休みの場合が多いです)。
特に「急かしてくる連絡」は99%詐欺だと疑ってかかってください。