アクセシビリティサイト構築理念

「ウェブアクセシビリティ」は、CSRであり不可欠な品質基準

ウェブサイトが電気や水道と同じ「社会インフラ」となった現代において、ウェブアクセシビリティの確保は、企業の社会的責任（CSR）であると同時に、不可欠な品質基準です。 当社は、単なるデザイン上の配慮にとどまらず、日本産業規格「JIS X 8341-3（高齢者・障害者等配慮設計指針）」および国際標準「WCAG」に基づいた論理的なコーディングと設計を徹底。 官公庁や公益法人様のプロジェクトで培った確かな技術力で、障害の有無や年齢、利用環境を問わず、誰もが等しく情報に到達できる「堅牢なウェブサイト」を構築します。

「セマンティック・コーディング」の徹底

アクセシビリティの基本は、正しいHTML構造にあります。見出し、リスト、表などの文書構造を正しく定義（マークアップ）することで、音声読み上げソフト（スクリーンリーダー）や検索エンジンが情報を正確に解釈できる土台を作ります。私たちは、見た目だけの構築ではなく、ソースコードレベルでの品質を追求します。

定量的な基準に基づく「JIS規格」への準拠

「見やすい」「使いやすい」という主観的な判断ではなく、客観的な数値基準に基づいて設計を行います。

• コントラスト比： 背景色と文字色の比率を計算し、弱視の方や屋外でも視認できる数値を確保。
• 操作性： マウスが使えない環境を想定し、キーボードのみですべての操作が完結するよう実装。
• 代替テキスト： 画像情報には適切な代替テキスト（alt属性）を付与し、視覚情報に頼らない情報伝達を実現。

様々なデバイス・環境への適合

PC、スマートフォン、タブレットといったデバイスの違いや、OS、ブラウザの種類に関わらず閲覧できる「堅牢性」を確保します。これはアクセシビリティへの配慮であると同時に、将来的な新しいデバイスや技術への対応コストを下げることにも繋がります。

設計から実装、検証までの一貫した品質管理

1. 要件定義・設計

• ターゲットユーザーの選定と、準拠すべきガイドライン（適合レベルAまたはAA）の策定。

2. 実装（コーディング）

• WAI-ARIA（Web Accessibility Initiative - Accessible Rich Internet Applications）等の技術を用い、動的なコンテンツのアクセシビリティも確保。

3. 検証（テスト）

• 機械的チェック： 検証ツール（Lighthouse, axe-core等）による網羅的なエラーチェック。
• 実地検証： 専門スタッフによるスクリーンリーダー（NVDA, VoiceOver等）での読み上げテスト、キーボード操作テスト。