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【Webセキュリティ】世界標準ゆえに狙われるWordPressの落とし穴と、私たちがオリジナルCMSを推奨する理由

結論:WordPressは「世界標準」ゆえに自動攻撃の標準ターゲットです。更新・最小化・監視まで“運用”として回せないなら、攻撃面を小さくできる「必要機能だけのオリジナルCMS」へ切り替えるのが、最も確実な防御になります。

今すぐやることチェックリスト

  • 現状把握:WordPress本体/テーマ/プラグインのバージョンを棚卸しし、未使用プラグインは削除(停止だけでなく削除)。
  • 更新:本体・テーマ・プラグインを最新化(可能ならステージングで確認→本番反映)。更新できないものは置き換え候補に。
  • 認証強化:管理者アカウントを整理(不要削除)し、MFA/2FAを必須化+強固なパスワード運用。
  • 管理画面防御:/wp-admin へのIP制限 or Basic認証、ログイン試行制限、reCAPTCHA 等で総当たりを抑止。
  • 検知:WAF/改ざん検知/ログ監視を有効化し、通知先(担当者・連絡手順)を決める。
  • 復旧:自動バックアップ(日次)を設定し、復元テストまで実施(「戻せる」状態を確認)。
  • 体制:「月1更新日」「緊急時の即応」「アップデート前チェック」など、運用ルールを固定(属人化を外す)。
  • 判断:上記が継続運用できない場合は、WordPressを前提にしない(オリジナルCMS/機能最適化)へ移行検討。

「世界で一番使われている」からこそ、狙われる

Webサイト制作の現場でよく耳にする「WordPress(ワードプレス)」。世界中の多くのサイトで利用されている便利なシステムですが、その普及率の高さゆえに、世界中のサイバー犯罪者から最も標的にされているシステムでもあります。
現在、WordPressは普及率の高さから、攻撃ボットの自動探索(スキャン)の優先ターゲットになっています。攻撃・探索は数千万件規模に達することもあるとされ、サイトの規模や知名度に関係なく、更新が止まっている・不要プラグインが残っている等の“穴”を持つサイトが機械的に狙われます。

オープンソースのリスクと「いたちごっこ」

WordPressはプログラムの設計図が公開されている(オープンソース)ため、悪意のあるハッカーもその仕組みを熟知しています。脆弱性(セキュリティの穴)が見つかるたびにアップデートが必要になりますが、プラグインとの相性で不具合が起きたり、更新を少し怠った隙を突かれて改ざん被害に遭うケースが後を絶ちません。「便利な機能を追加するためにプラグインを入れる」ことが、結果として「セキュリティホール(侵入口)を増やす」ことにもなりかねないのです。

バンブーハウスが「オリジナルCMS」を推奨する理由

バンブーハウスが、安易なWordPress導入を推奨せず、あえて自社開発の「オリジナルCMS」をご提案している最大の理由。それは「お客様のビジネス資産を確実に守るため」です。汎用的なシステムであるWordPressとは異なり、バンブーハウスのオリジナルCMSは以下のような特徴を持っています。

  • 1)ブラックボックス化による堅牢性

    システムの中身が公開されていないため、攻撃者にとって構造の解析が困難であり、無差別な自動攻撃の対象になりにくいという特性があります。

  • 2)必要な機能だけの最適化

    不要なプラグインや複雑な機能がないため、システム自体が軽量で、不具合や脆弱性が入り込むリスクを最小限に抑えられます。

  • 3)「守り」のコストダウン

    頻繁なアップデート対応や、攻撃への恐怖に悩まされることなく、本来の業務や情報発信に集中していただけます。

長く、安心して使い続けるために

Webサイトは企業の「顔」であり、重要な「資産」です。 流行っているから、無料だからという理由だけでシステムを選ぶことは、将来的なリスクを抱え込むことになりかねません。「ただ作るだけ」ではなく、運用フェーズでの安全性と安心を第一に考えるバンブーハウスだからこそ、私たちは胸を張ってオリジナルCMSをご提案しています。

よくある質問

WordPressは利用者が多く、攻撃者は“特定の会社”ではなく“WordPress全体”を狙って自動化(ボット)で網羅的に攻撃します。規模や知名度に関係なく、更新が止まっている/不要プラグインが残っている/弱い認証のまま、といった「穴があるサイト」が優先的に狙われます。「WordPressを使っている」だけで探索対象になるため、運用で差が出ます。

理想は「随時(公開されたら早め)」、最低でも「月1回の定例更新+緊急更新」です。特にセキュリティ修正を含む更新は先延ばしが危険です。更新前にステージング環境で動作確認し、バックアップ→更新→確認→本番反映の手順を固定すると、トラブルを抑えつつ継続できます。

プラグインは便利な反面、増えるほど攻撃面(侵入口)も増えます。基本方針は「本当に必要なものだけ」「同じ役割の重複を避ける」「長期更新されているものを選ぶ」「評価・実績が多いものに寄せる」です。使っていないプラグインは“停止”ではなく“削除”が原則。要件を満たすなら、プラグインで足すよりCMS側で最小機能にする方が堅牢です。

効果が高い順に、①管理者アカウントの棚卸し(不要削除) ②MFA/2FA必須化 ③推測されにくいID運用(admin禁止) ④ログイン試行制限 ⑤/wp-admin のIP制限またはBasic認証 ⑥reCAPTCHA等の導入、です。発信元IPを固定できる運用ならIP制限が強力です。加えて、権限は「最小権限」で運用し、管理者を増やしすぎないのが基本です。

まずは被害拡大を止めます。①管理画面に入れるなら一時的にメンテ表示/公開停止 ②管理者パスワード変更(可能なら全ユーザー) ③不審なユーザー・プラグイン・テーマの有無を確認 ④サーバ/WAF/改ざん検知のログ確認 ⑤バックアップから復旧(復元点の選定) ⑥原因(脆弱性・認証突破・権限乱用)の特定と再発防止、の順です。復旧だけで終わらせず、侵入口を塞ぐ(更新・削除・認証強化・WAF)までをセットで実施するのが重要です。

【比較表】WordPress vs バンブーハウス・オリジナルCMS
比較項目 一般的な WordPress(WP) バンブーハウス・オリジナルCMS
セキュリティ 【対策前提】
世界的に普及しているため、自動探索(スキャン)や攻撃ボットの優先ターゲットになりやすい傾向があります。脆弱性対応(本体・テーマ・プラグイン更新)と、WAF・監視などの運用が重要です。
【攻撃面を最小化】
必要機能に絞った設計で攻撃面(侵入口)を小さくでき、汎用CMSのような“一律・大量スキャン”の優先対象になりにくい構造を目指せます。運用設計(権限・ログ・監視)も含めて堅牢化します。
保守・管理 【手間がかかる】
本体・プラグイン・テーマの定期的なアップデートが必要です。更新を怠るとリスクが上がり、更新時に相性問題で表示崩れ等が起きることもあります(ステージング運用が有効)。
【運用を単純化】
仕様を必要最小限に絞ることで更新・検証の範囲が明確になり、運用負荷を抑えやすい設計です。想定外の機能が少ないため、トラブル要因を減らしやすくなります。
表示速度
(SEO)
【重くなりがち】
多機能ゆえに肥大化しやすく、プラグイン増加で表示速度が低下するケースがあります。速度低下はUXだけでなく検索評価にも影響し得ます。
【高速・軽量】
必要機能だけを実装するため、構造が軽量になりやすく、表示速度・安定性の面で有利です。SEO/UXの両面で改善につながります。
操作画面 【複雑になりがち】
使わない機能や設定項目も表示されるため、運用担当者によっては迷いやすいことがあります。権限設計やUI調整が必要になる場合があります。
【シンプル・直感的】
お客様に必要な入力項目だけを設計できます。「お知らせ更新」など、日常運用に必要な操作に絞って分かりやすくできます。
機能拡張性 【プラグイン依存】
既存プラグインで機能追加しやすい一方、相性問題・サポート終了・脆弱性対応など、運用上のリスク管理が必要です。
【要件に合わせて実装】
業務フローに合わせた独自機能(計算・DB連携・承認フロー等)を要件通りに実装できます。運用・権限・ログ設計まで含めて最適化可能です。
総合評価 個人ブログ〜小規模サイトで、運用体制(更新・監視)を確保できる方向け 企業サイトなど、信頼性・長期安定運用・セキュリティと運用DXを重視する方向け

なぜ、企業サイトに「オリジナルCMS」なのか?

  • 1)「攻撃されない」ことが最大の防御

    泥棒は「入り方を知っている家」や「鍵が開けやすい家」を狙います。仕様が全世界に公開されているWordPressは、まさに空き巣にとっての「攻略本がある家」のようなものです。 バンブーハウスのオリジナルCMSは、独自構造によるブラックボックス化(中身が見えない化)によって、攻撃者が手出しできない堅牢なセキュリティを実現しています。

  • 2)「余計なものを入れない」から速くて壊れない

    WordPressは「誰でも何でもできる」ように作られているため、どうしてもプログラムが重くなり、不要な機能が不具合の原因になることがあります。 私たちは、お客様のビジネスに必要な機能だけを厳選して構築します。だからこそ、サクサク動き、長期間放置しても壊れない、安定したWebサイトが実現できるのです。

参考情報

  • 公開日 2026.01.25
  • 情報セキュリティ統括責任者 竹内勇人