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ノートパソコンを見ながらWebサイト制作について話し合う3人のビジネスパーソン

ノーコード型Web制作サービス利用時の注意点

ご自身でWebサイト制作に挑戦してみようという考えは、とても素晴らしいことです。近年は、専門的な知識がなくてもサイトを構築・公開・運用できるサービスが増えており、まずは自分で試してみるという選択肢も十分にあります。
一方で、27年にわたりWeb制作・運用に携わってきた第三者の視点から見ると、Webサイトは「作ること」だけでなく、公開後に検索されること、AI検索に正しく理解されること、問い合わせにつながる導線を整えること、セキュリティや表示速度、アクセス解析を継続的に見直すことが重要です。
ここでは、代表的なノーコード型Web制作サービスとして、STUDIO、Wix / Wix Studio、Webflow、HubSpot Content Hub / CMSを取り上げます。
いずれのサービスも、コードを書かずにWebサイトを構築・公開・更新しやすい点が特徴です。ただし、企業サイトとして成果を出すためには、サービスの機能だけでなく、SEO、AI検索対応、構造化データ、表示速度、問い合わせ導線、アクセス解析、社内運用体制まで含めて検討する必要があります。

最終更新日

STUDIO

STUDIOは、デザイン性の高いWebサイトをノーコードで制作できる国産サービスです。CMS機能では、デザインとコンテンツを分けて管理でき、同じレイアウトで複数ページを生成できます。また、構造化データにも対応しており、サイト内コンテンツを検索エンジンに伝えやすくする機能が用意されています。 参考文献

STUDIOの特徴
項目 注意点
SEO 基本的なSEO設定は可能ですが、ページごとのtitle、description、見出し構造、本文量、内部リンク設計は自分で考える必要があります。
AI検索対応 AI検索専用というより、会社情報・サービス内容・FAQ・実績などを整理し、AIが理解しやすい構成にすることが重要です。
CMS運用 お知らせ、実績、ブログなどの更新には向いていますが、CMS設計を誤ると後から更新しづらくなります。
構造化データ 設定できること自体は強みですが、内容がページ本文と一致しているか、正しいJSON-LDになっているかの確認が必要です。
表示速度 デザインや画像を多用すると重くなる可能性があります。画像サイズ、動画、アニメーションの使い方に注意が必要です。
問い合わせ導線 フォームを設置するだけでなく、問い合わせボタンの位置、入力項目、自動返信、送信後の対応フローまで設計する必要があります。
更新運用 誰が、どのページを、どの頻度で更新するかを決めておかないと、公開後に放置されやすくなります。
アクセス解析 GA4、Google Search Console、GTMなどを設定し、公開後に数字を見て改善する体制が必要です。
社内体制 広報・営業・Web担当者の役割を決めておかないと、更新内容や品質にばらつきが出ます。
移行性 将来ほかのCMSへ移行する場合、デザインやCMSデータ、URL構造をそのまま移せるとは限らないため注意が必要です。

Wix / Wix Studio

Wix / Wix Studioは、テンプレートやパーツを活用しながら、初心者でもWebサイトを作りやすいサービスです。Wixは構造化データの自動追加やカスタムマークアップ、SEO設定、Google AnalyticsやGTMなどのマーケティング連携に対応しています。 参考文献

Wix / Wix Studioの特徴
項目 注意点
SEO SEO機能は充実していますが、自動設定に任せすぎると、検索意図に合わないページになる可能性があります。
AI検索対応 構造化データやSEO機能はありますが、AI検索に引用されるには、会社情報、サービス内容、料金、FAQ、実績などの明確な記載が必要です。
CMS運用 小規模サイトや店舗サイトでは扱いやすい一方、複雑なCMS構造や大規模な情報管理には事前確認が必要です。
構造化データ ページタイプによる自動追加やカスタム設定が可能ですが、内容の正確性や重複、ページ本文との整合性を確認する必要があります。
表示速度 画像、動画、アニメーション、外部アプリを多用すると表示が重くなる場合があります。
問い合わせ導線 予約、問い合わせ、電話、LINE、フォームなどの導線を整理しないと、訪問者が迷う可能性があります。
更新運用 手軽に更新できる反面、担当者ごとにデザインや文章の品質がばらつく可能性があります。
アクセス解析 GA4、GTM、広告タグなどの連携は可能ですが、設定後に分析・改善する担当者が必要です。
社内体制 小規模事業者には使いやすい一方、企業利用では管理者、更新者、確認者の役割分担が必要です。
移行性 Wix独自の仕組みに依存する部分があるため、将来ほかのCMSへ移行する際はURL、デザイン、CMSデータの扱いに注意が必要です。

Webflow

Webflowは、デザイン自由度が高く、CMSやマーケティング運用にも対応しやすい高機能なWeb制作サービスです。公式には、AI検索、SEO、コンバージョンに最適化されたCMS、SEO・AEO機能、スキーママークアップ、XMLサイトマップ、301リダイレクト管理などが紹介されています。 参考文献

Webflowの特徴
項目 注意点
SEO CMS項目と連動したtitle、description、URL設計が可能ですが、初期設計を誤ると全ページに影響します。
AI検索対応 AEOやAI検索向けの機能はありますが、専門性のある本文、FAQ、事例、比較情報などのコンテンツ設計が不可欠です。
CMS運用 自由度が高い分、CMS構造、カテゴリ、タグ、テンプレート設計を最初に整理する必要があります。
構造化データ スキーママークアップに対応できますが、ページ種別ごとに適切な構造化データを設計する必要があります。
表示速度 高度なデザイン表現ができる一方、演出や画像が多い場合はパフォーマンス確認が必要です。
問い合わせ導線 フォーム設計、外部CRM連携、CV計測、通知先などを事前に確認する必要があります。
更新運用 マーケティング担当者が更新しやすい設計にできますが、編集可能範囲を明確にしないとレイアウト崩れの原因になります。
アクセス解析 Webflow Analyzeや外部解析ツールとの連携が可能ですが、改善サイクルを設計しないと活用しきれません。
社内体制 デザイナー、マーケティング担当、Web担当、外部制作会社の役割分担が重要です。
移行性 CMSデータの移行は可能でも、デザインやインタラクションを他環境へ完全再現するには工数がかかる場合があります。

HubSpot Content Hub / CMS

HubSpot Content Hub / CMSは、Webサイト制作だけでなく、CMS、フォーム、CRM、マーケティング、営業管理、アクセス解析まで一体的に扱えるサービスです。HubSpotは、AI搭載のコンテンツ作成ツールとCMSにより、コンテンツの作成・再利用・管理を1か所で行えると説明しており、AI検索で自社ブランドがどのように提示されているかの確認や、コンテンツ改善の提案にも対応しています。 参考文献

HubSpot Content Hub / CMSの特徴
項目 注意点
SEO SEO機能はありますが、ブログ、LP、サービスページ、ホワイトペーパーなどを含めたコンテンツ戦略が必要です。
AI検索対応 AI検索上の見え方を確認できる機能はありますが、専門性のある記事、FAQ、導入事例、ナレッジコンテンツの整備が重要です。
CMS運用 マーケティング主導で更新しやすい反面、ページテンプレートやブランドルールを整えないと運用が複雑になります。
構造化データ 必要に応じて設計できますが、HubSpot内のCMS構造やテンプレートとの整合性を確認する必要があります。
表示速度 多機能な分、外部スクリプト、フォーム、チャット、計測タグの使い方によっては表示速度への影響を確認する必要があります。
問い合わせ導線 フォーム、CRM、メール通知、営業担当への割り当てまで設計できる反面、社内フローがないと活用しきれません。
更新運用 Webサイト、ブログ、LP、メール、資料などを一元管理できますが、担当範囲と承認フローを決める必要があります。
アクセス解析 流入から問い合わせ、商談化まで把握しやすい一方、マーケティングと営業が連携して数字を見る体制が必要です。
社内体制 マーケティング、営業、カスタマーサポート、情報システム部門の連携が重要です。
移行性 CRMやフォーム、メール、顧客データと深く連携するため、将来の移行時にはデータ構造や運用フローの見直しが必要です。

サービス別の比較まとめ

サービス別の比較まとめ
サービス 向いている用途 特に注意すべき点
STUDIO デザイン性の高い企業サイト、採用サイト、LP 見た目だけでなく、SEO、AI検索対応、構造化データ、問い合わせ導線まで設計すること
Wix / Wix Studio 小規模サイト、店舗サイト、予約サイト、簡易的な企業サイト 自動機能に任せすぎず、スマホ表示、表示速度、導線、アクセス解析を確認すること
Webflow BtoBサイト、ブランドサイト、CMSサイト、グローバルサイト 自由度が高い分、CMS構造、SEOテンプレート、更新運用の初期設計が重要
HubSpot Content Hub / CMS 問い合わせ獲得、CRM連携、営業支援を重視する企業サイト Web制作だけでなく、問い合わせ後の営業フロー、社内体制、分析改善まで設計すること

STUDIO、Wix / Wix Studio、Webflow、HubSpot Content Hub / CMSはいずれも、Webの専門知識がなくてもサイト制作に取り組める便利なサービスです。特に、まずは自分でWebサイトを作ってみたい方にとって、有力な選択肢となります。
一方で、企業サイトとして成果を出すには、公開後に検索されること、AI検索に正しく理解されること、問い合わせにつながる導線を整えること、セキュリティや表示速度、アクセス解析を継続的に見直すことが欠かせません。見た目は整っていても、SEOや構造化データ、スマートフォン表示、問い合わせフォーム、更新運用、アクセス解析の設計が不十分なままだと、思うような成果につながらない場合があります。
まずはご自身で取り組んでみることも良い選択です。 そのうえで、少しでも「これで大丈夫だろうか」「検索やAI検索に対応できているだろうか」「問い合わせにつながるサイトに改善したい」と感じた場合は、27年のWeb制作・運用経験を持つバンブーハウスへご相談ください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. ノーコード型Web制作サービスだけで企業サイトは作れますか?

はい、STUDIO、Wix / Wix Studio、Webflow、HubSpot Content Hub / CMSなどを利用すれば、専門的なコードを書かなくても企業サイトを制作することは可能です。ただし、企業サイトとして成果を出すには、デザインだけでなく、SEO、AI検索対応、問い合わせ導線、スマートフォン表示、アクセス解析などを含めた設計が重要です。

Q2. 見た目がきれいなサイトであれば、SEOや集客も問題ありませんか?

必ずしもそうとは限りません。見た目が整っていても、ページタイトル、description、見出し構造、本文内容、内部リンク、構造化データ、表示速度などが不十分な場合、検索結果で評価されにくいことがあります。Webサイトは「作ること」だけでなく、公開後に検索され、問い合わせにつながる設計が必要です。

AI検索対応では、AIがサイト内容を正しく理解できるように情報を整理することが重要です。会社概要、サービス内容、対応地域、実績、料金の目安、よくある質問、専門性、更新日などを分かりやすく掲載し、必要に応じて構造化データを設定します。単にページを作るだけではなく、AIに「何の専門会社なのか」が伝わる構成にすることが大切です。

Q4. 自社で更新できるサービスを使えば、運用は簡単になりますか?

更新作業自体は簡単になりますが、運用が自動的にうまくいくわけではありません。誰が更新するのか、どの情報をどの頻度で更新するのか、公開前に誰が確認するのか、アクセス解析を誰が見るのかを決めておく必要があります。 更新しやすいサービスほど、社内の運用ルールを整えておくことが重要です。

Q5. 自分で作ったサイトを専門家に確認してもらうことはできますか?

はい、可能です。
まずはご自身でWebサイト制作に取り組んでみることも良い選択です。そのうえで、「SEOやAI検索に対応できているか不安」「問い合わせにつながる導線になっているか確認したい」「構造化データやアクセス解析まで見てほしい」と感じた場合は、27年のWeb制作・運用経験を持つバンブーハウスへご相談ください。

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  • 監修 情報セキュリティ統括責任者 竹内勇人
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